現役を引退した老い耄れですが、まだウェブサイトの構築や議員のHP・ポスターデザイン・印刷などを行っています

政策・信条を簡潔に書くこと

議員に立候補される方は、ご本人がその議会でどのような政策を実現したのか、有権者に判りやすく簡潔に記載すべきである。

簡潔を適当と思い込んではいけない。候補者はその地域に生まれ育った方が多いはずだが、中には政党より落下傘候補として移住してこられる方もおられる。

この落下傘候補者は地域の特性など、前もってきめ細やかに調査しておかないと、有権者からの当選に必要な支持を得ることは先ず不可能と思ってよいだろう。

では、何を調査すれば良いのかであるが、それが解らないではお話にならないのは当然。立候補して政党より多くの応援者が現地へ入ったとしても、そんな事で有権者が左右される訳はない。

次世代を担う子供たちに何を残せるのか、家族の関心が一番多いのはその事である。子供を育てて行くときに必要な保育園・小中学校での教育問題・高校生の進路問題・大学進学率・落ちこぼれを作らない教育・地域の産業振興・障碍者や老人の介護・福祉問題・・・どの地域であってもこれらの問題は山積している。それに対してどう取り組んでゆくのか、自分の言葉で確り文章にする事が求められる。

政治活動でチラシを配り、顔を売ることも重要だか、根本的な政策を文章にして公開することができなければ。有権者からは信頼を得ることは出来ないだろう。

また、候補者自身の信条も公開すべきであろう。

貴方が今日までに受けた教育(学校や家庭内・社会において)で身に着けた人格形成に影響を及ぼしてきたものは何かという事である。

学校教育だけでは信条を言えるような教育を経験することは極めて難しい。家庭内で両親や祖父母・叔父叔母達から受けた教育。また、クラブ活動や社会運動などで身に着けた「社会に奉仕する」ことの重要さ、書物により知識を得たもの等々、貴方が議員となることによって、その地域にどんな貢献が出来るのか、それを有権者に知って貰えねば支持を得ることは出来ないだろう。

文章を書くという事は、今日まであやふやな状態で知識として身に着けてきたものを再確認することにも繋がる。そして書くことによって矛盾がなかったかも検証できることとなる。

立候補される方の学歴・職歴も様々ではあるが、真面な文章を書けないでは議員としての職務を忠実に果たすことは不可能である。

貴方が自分自身を振り返って、足らぬものが多いようだったら、先ずその足らないものを補充してから立候補されることを強くお勧めする。能力不足のものが議員になって一番迷惑をこうむるのは市民である。